~人生に絶望した発達障害者が、最期の場所を求め海外へ旅に出たお話~
ジャルケント4日目
体力が完全回復した。
そろそろ出るかな・・(寝坊したが何とかなるだろ
俺は朝11:00、ジャルケントを発った。
キコキコ・・・
・・
キコキコ・・
。。
隣町のコクタルについた!
スルーして進みたいが・・・
もう水と食料がほとんどないな。
買い物するか。
店の場所がわからないので、近くでパーティーしている人に売店の場所を聞いてみた。
すんなり教えてくれた。
にいちゃん「今日は結婚式なんだ!良かったら参加してけよ」
兄ちゃんスマン。先を急ぐんだ。
次の町に着く前に日が暮れたら危ないしな。
俺は丁重に断った。
・・売店に入って水1.5Lと備蓄食料を買った
空気が乾燥してるせいか、水の消費が激しいなカザフスタン
妙に喉が渇く
途中で休めるカフェとかもない。
がんばろう。
はぁはぁ
きこきこ・・・
喉が渇いた、水を飲もう
ぶふぁぁぁぁぁぁぁ!!
吹いた。
???炭酸水だコレぇ・・
きっつい。マジキッツイ。
水が飲みたい。
仕方ない、肉でも食って気を紛らわせるか。
コクタルの売店で昼飯用ロースト鶏肉ブロック買ったんだ。
食うのを楽しみにしてたんだ。
俺はかぶりついた。
ぶふぁぁぁぁぁああああああ!!
吹いた。
なんだこれは?
めちゃくちゃしょっぱい。塩辛すぎて何がなんやらわからんぞコレ。
味わってみると食感はチーズっぽい。
酷過ぎる、今日の昼飯は酷すぎる。
俺はビスケットを頬張り先へ進むことにした・・
・・・・・・・・・・
・・・・・
キコキコ・・・
俺はとんでもない事実に気が付いた。
グーグルマップでは一本道だったため、確認せずに大きな道を突き進んでいたら、進路がそれていた。(MAP上は何もない所を進んでいる)
外国の僻地ではこういうことがあり得るのか
追い風でノリノリで進んでいたのが裏目に出たか
地図を確認すると・・
分岐予想ポイントまで15kmか(往復30kmのロス)
痛すぎる・・
行きは追い風だったが、帰りは当然超向かい風である。
きっつい。
炭酸水もきっつい。
喉が渇きすぎて仕方なく飲むが。きっつい
味が無い炭酸水飲む文化は日本には無いからな~~~
途中、高速建設中のおっさんたちに挨拶された。
アリガト~
あの橋を渡って向こうに行かなきゃならなかったんだな。
地図に分岐は無かったから気づけなかったぜ・・
はぁはぁ・・・
きっつい
きこきこきこ・・
炭酸水に耐えられなくなった俺は、ちょっと道をそれて近くの村に買いに行くことにした。
チャリンの村である。
あと、疲れたから宿あればとまろう。この規模の村なら多分宿があるだろ。
チャリンの村まで往復12kmくらいか
それでも俺は真水が飲みたい。炭酸水は耐えられない。
キコキコ・・・
チャリンへの道は穴だらけでとてもヤバかった。
チャリンの町についた
俺は売店を探し出し、ペット水を買った。
飲んだ。
ぶふぁぁぁぁああ!!
吹いた。
店員に水をくれと言ってもう一度違うペットボトルを買ってみたがやはり炭酸水だった。
いやになってくるなw
また炭酸水かよ。真水が手に入ったらコレは手洗い水にでもするか・・
近くの村人に宿がないか聞いてみた。
「無い」とのこと。
チャリンに来たのは完全に無駄足になってしまった・・
俺は泣きそうになりながら元来た道を引き返した。
帰りも道は穴だらけで無駄に時間がかかった。
はぁはぁ・・・
きっつい
時間はもう7時間以上こぎ続け20:30をまわっている。
やばいな~
ライトは中国で盗まれたから無いんだよ。
チャイナめっ
・・・・・
遂に真っ暗になった。
俺はアイフォンを片手に持って懐中電灯替わりにしながら進んだ。
穴ぼこだらけの悪路だし、ライトは携帯だしで全然進まねぇ・・
もう100km以上こいでるな。疲労がやばい。
チュンジャの町まであと5km・・
はぁはぁ・・
・・
これはいままでで一番きつい道程かもしれん。
マジで力尽きそうだ。
途中、トラックの運ちゃんに挨拶されたときは本気で乗せて欲しかった。
きっつい。
はぁはぁ・
あと1km。
最後は登り坂か・・
俺は最後の力を振り絞り、坂を登り切ってチュンジャの町にたどり着いたのだった。
たどり着いた時には真っ暗で夜の22時!
朝11に出発して、休憩所は無いから10時間ほぼこぎ続けた。
道は穴だらけの悪路の為、1時間に10kmちょっとしか進めない。
死ぬかと思ったぜ。
本日の走行距離:135km
30+12kmの無駄足をした為、とてもきつかった。
疲れた・・
町中にある宿にインして飯食って寝た
zzzzz
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