警察官(正社員)の発達障害者の就労経験談と感想|職業お勧め度は★4

公務員

就労お勧め度、★評価の目安

★☆☆☆☆1 ほとんどの人に適性は無い。就労すると大変な目にあう。
★★☆☆☆2 多くの人に適性は無い。時々資質のある人がいる。
★★★☆☆3 適性があるかどうかは個人の資質による
★★★★☆4 普通に働くことができるひとが多い
★★★★★5 発達障害を強みにできる可能性がある

実際に働いた発達障害者の方がそのお仕事をどのように感じているのかアンケートを取ってみました。

実際の経験を基にして発達障害者に向いているかも書いていただきましたので参考になると思います。

これからやってみようかな~など考えてる人は是非読んでみてくださいね。

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愛知県の警察官(27歳女性)の体験談と感想

業種/職種:公務員/警察官

就労地域:愛知県

就労区分:正社員

最終的な給与:年収580万円

業務内容

①交番勤務。地理案内、事案対応、立番、パトロール、巡回連絡、地域会合の参加、事故対応、事故処理、交通違反検挙、職務質問、書類作成、落とし物対応等

②刑事。犯罪捜査、書類作成、事件対応、検視、取り調べ等

③留置管理。留置場内での勤務

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働いて良かったと思う点・やりがいがあった点

落とし物を遺失者に返した時、お礼を言われたのが嬉しかったです。
刑事のときは、自分の捜査により、犯人検挙に結びついた時が嬉しくて良かったです。

働いているときに困った点、苦労した点

道を覚えることがかなり苦手だったが、仕事内容に地理案内があってこまった。
また、一旦現場から離れて、また現場に戻ろうとしたときに、場所が分からなくなった。
空間把握能力に欠けているが、家の間取図を書く必要があり、苦労した。

職場内の人間関係に苦労した。
ADHDの特性なのか、車酔いしやすく、パトロール中に車酔いすることが多々あった。
眠気が強いことが多かった。
何か仕事に集中しているときに事案が入ると、それを強制的に中断されるが、少しイライラしてしまった。

発達障害者は「警察官」に適性があると思いますか?

業務内容が多様なため、向いている課に配属されれば、向いていると思う。
専門職なら、1つ1つの仕事は特化してしまえば、取扱説明書のような感じで、形にはめてしまえるので、仕事を始めた当初は苦労すると思うが、繰り返すことにより、パターン化させて対応することができるようになると思う。

若手のうちは、苦手分野もやらざるを得ないが、経験年数を積んでいけば、苦手分野を避け、得意分野に注力することも可能。
ただ、仕事の分野が広いため、苦手なところへ配属されるとしんどいと思う。

人間関係はどうでしたか?

全体的には上手くいかなかったが、少なからず、めちゃくちゃ可愛がってくれる父親世代の上司がいたため、やっていけた。
若手同士であまり上手くいかず、飲み会にもあまり参加できなかった。
相手に不快な思いをさせるつもりはなかったが、気付くと嫌われることがあった。

辞める時はスムーズに辞めることができましたか?

スムーズに辞めることができた。辞めると決めてから、早めに上司に相談し、異動時期と合わせてやめた。

発達障害者へのお勧め度を教えてください:「警察官」のお勧め度4:★★★★☆

発達障害の程度にもよると思うが、あまり強くなければお勧めできる。
公務員のため、不祥事さえ起こさなければ解雇されることは無い。

第三者目線で、発達障害、あるいはグレーゾーンと思われる人はいた
研修がちゃんとされるので、ある程度形にはめて何とかなると思う。
働きながら、自分で工夫していくこともできる。
ただ、ストレスは多い。

 

*発達障害者の職業適性データを集めております。ぜひあなたの就労経験をお聞かせください。
貴方の経験が他の発達障害者の助けとなります。

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