~人生に絶望した発達障害者が、最期の場所を求め海外へ旅に出たお話~
おはチラスポリ!
チラスポリ2日目
やっぱテントが最高だな。
味はまあまあだな。
この国でもカードは使えそうだな
チラスポリの若者と一緒に写真を撮った
よし、行こう
目指すは首都キシナウだ。
チラスポリを出てしばらく行くと検問があった。
・・・・・
・・
国境でもないのに不思議だな~???
腹が減った。
飯屋でご飯食べるか
うん、イケるで。
ガツガツ食った。
会計するか~
俺はレジに行き金を払おうとした。
おばちゃん「*‘&’&!’%#’!&#(」首を横に振りダメダメ
「そのお金は使えないわよ」てことだろうか。
えええ!!????
紙幣を確認したが、、これ正真正銘ATMからGETしたやつやぞ
?????
おばちゃんにどういうことか聞こうとしたが、言葉が全く通じず訳が分からなかった。
どうしよう。紙幣が使えないんじゃ必然的に無銭飲食になってしまう。
一応カード使えるか聞いてみたが無理だった。
皿洗いでもするか・・?
おばちゃんは何か言ってニッコリ微笑んだ「*‘=*‘‘=*#”!!#」
・・・・・
ニュアンス的に「ごちそうするわ」てことかな・・?
おばちゃんにお礼を言って店を出た。
まことに申し訳ない・・
うーん。
どういうことだ・・?
一応グーグルマップを確認したが、ここはモルドバだった。
こんなこと初めてだ。意味が解らん。
首都のゲストハウスで聞き込みをしてみるか。
ゲストハウスのスタッフなら英語できるやろ。
キシナウに急ぐことにする。
文無しはきっつい。
事情が判明するまでは、お金関係で軽率なことはしたくない。
うおぉぉぉぉ
金使用不能で水すら買えない中、キシナウまで頑張った
キシナウ着
はぁはぁはぁはぁ
つ、疲れた・・
ゲストハウスにチェックインした後、受付のねえさんにどういうことか聞いてみた
ねえさん
「ええと、モルドバとウクライナの国境付近は” 沿ドニエストル共和国 ”ていう未承認国家があるの」
「それで、その未承認国が勝手に通貨まで作っちゃったのよ」
「モルドバとしてはそんな国認められないし、ましてやそんな国の通貨も認めるわけにはいかないわけ」
「だからあなたのもってる ” 沿ドニエストル共和国 通貨” はモルドバでは使えないし、当然両替もできないわよ」
うそーん・・
俺、いつの間にか 沿ドニエストル共和国を通過してたのね。
道理で謎の検問があったわけだ。
あの検問が モルドバ/ドニエストル 国境なんだな。
戦争とか治安のヤバい気配が全くしなかったから油断してたぜ・・
日本で例えたら、広島が勝手に独立して「神聖カープ帝国」作って
通貨も「1モミジ」とか勝手に決めたようなもんか。
そら認められんわ。。。
・・・・・・
ねえちゃんに、手元にある約9000円分の 沿ドニエストル共和国通貨を何とかしたい、知恵を貸してくれ、と尋ねてみた。
もしかしたらヤミの両替商とかがキシナウにいるかもしれん。
ねえさん「 バスで沿ドニエストル共和国 に行って、両替してすぐ戻ってくるのをお勧めするわ」
あーマジか。面倒だが仕方ないか
2000円分くらいなら諦めもついたんだが、9000円はちょっとなぁ。
いくか。
姉さんはバスの時刻表をくれた上、バス停の場所も教えてくれた。
ありがと。
俺はバス停に向かったのだった。
本日の移動距離
チラスポリ→キシナウへ
約75km
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