2011年秋のことである。
あーもうだめだ。
海外禁断症状が出始めた。
海外で裏観光とか裏グルメやりてぇ!
*裏観光:スラムとか、一般人がいかないようなチョイヤバなとこ行く観光。俺の造語
*裏グルメ:ワケわからんものも関係なく食いまくる。当然不味いものも多々ある。不味いものは不味いとはっきり言うのが俺流。俺の造語
このまま日本国内いたら腐って死んでしまいそうだ。
てことで、急きょ航空券購入。
九月半ばから、中国→モンゴル国境越えに挑戦してきます。
モンゴルで、レンタカー借りてかっとばし、馬で草原を疾走してみたいっ。
さぁどこまでうまくいくかな?
わくわくしてきた。楽しみだ。
とりあえず、国際ライセンス取りに運転免許試験場へ。
こういう準備は楽しいねっ
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中国旅行開始!!
寝坊もせず、無事羽田をたつことができた。
順調な滑り出しに見えたが….
今回の忘れ物:ユースホステル会員証
やっちまった….わざわざ今回の為にとったのに。
北京着
自分は英語いけるし、なんとかなるだろ、とタカをくくってたのだが、なんともならないことが判明した。


やべぇよ中国人民。日本人並みに英語しゃべれるやついねぇよ。
初日はジェスチャーと笑顔で乗りきったが、二日目、泣きそうな事態になった。
二輪タクシーにぼったくられたうえ、目的地とは違う変な場所で降ろされた。
鬼か!!(笑)
銀行行きたかったが言葉の壁でうまく道も聞けず中国元も残り少ない。
そこで閃いた。そうだ、漢字だ。
”適当な紙”に「銀行」て書いて道ゆく中国ガールに話しかけてみた。
紙を見せつつ、「ニイハオ!! 」
通じたー!!!これだっ
おねーさんのおかげで、なんとか銀行にたどり着き、中国元ゲット。
そのお金で大同までのチケット購入。無事、バスに乗り込む。
簡単に書いたが、多くの中国人民に道を聞きまくり、公安当局の世話にもなる(道案内的な意味で)という有り様だった。
筆談で会話するのが、楽しくなってきた。共通の文字があるのは強い。
中国人民、日本人きらいなのかなーと先入観があったが、全然そんなことはなかった。 みんな、とてもよくしてくれた。

大同着。
せっかくなので大同の街を歩いてみることにする

車通りがエラい多い。信号などない。
道路渡るのは結構勇気がいる。

市場では鶏や豚や鯉を
その場で捌いていたりと
(画像は自主規制するヨ!)
なかなかの光景だった。
さてホテルでも探すか。
大同ではじめにインしようとした招待所?とかいうホテルっぽい所は宿泊拒否された。
身振り手振り表情から読み取るに、どうも外国人はダメっぽい???
諦めずに招待所2軒目チャレンジ。
イケた!外国人だがすんなりお部屋に入れてくれた。ヨカッタヨカッタ。
その日の夕方、衝撃的な事件が起こる・・・・
招待所の6階(最上階の1段下)という中々のお部屋を宛がってもらえてご機嫌だった俺は、
窓を開けて街を歩く中国人民を見おろしながらご機嫌で中国タバコを吸っていた。
高い所で吸うたばこは格別だなっ!!
(今は吸わないがこの頃はかなりのスモーカーだった)
そんなかんじで10分くらいマッタリしていた。
と、突然、一個上の階の窓がガラッと空いて、
誰かが何かを、窓から投げ捨てた。汁か???
何かは放物線を描きながら地面に落ちて行ってグシャアってなった。
上「ガラガラぴしゃっ」
窓は閉じられた・・・
「何か」をよく見ると、どうもカップラーメンの残骸っぽい。
しかも下には似たような残骸が大量にあった。
もしかしてみんな窓からカップ麺(汁入り)投げ捨ててんのか??
マジかwwww中国人民・・

そしてその残骸は鶏のエサになっていた。。。
なんというエコロジー!!
人間がカップラーメンを窓から投げ捨てる→鶏が残骸を食う→人が鶏を食う→残骸を投げ捨てる→鶏が食・・・
俺は完成されたエコサイクルが出来上がっていることに気が付いてしまった。
その日の夜・・・
腹が減ったので食堂へ飯を食いに行った。
中国語がさっぱりわからない!
メニューに○肉とか書いてあったが〇が読めねぇ(笑
かろうじて読めた○○兎肉を頼んでみた。
なんか、肉炒めみたいなの(山盛り)がでてきた。ご飯もいっぱい出てきた。
めちゃくちゃ腹が減っていたのでがっつく。旨かった。
ふと正面の席を見ると、山盛りもやし炒め(本当にモヤシしか入ってない)と白飯を食べている10代後半くらいの少女がいた。
もやしと白飯だけとは寂しい飯だなぁ~とか思いながら自分は山盛り兎肉炒めを食らっていた。
中国のワケわからんテレビをみながら食っていると、いきなり少女が立ち上がり、俺の前まで来て何か言い始めた。
とりあえず「日本人」て書いて出した。わかんねぇヨって
少女はよくわかんない字を書いてきた。
うーんわからん。
まぁとりあえず・・・・・・・・・
兎肉食うか?って皿を出してみた。
少女はかなりビックリしたみたいで、こちらの顔をじっと見ていたが、
俺は笑って「食え」ってジェスチャー付けて皿を差し出した。
少女は肉を食べだした(よく見たらかなり可愛い子だったラッキー)
何言ってるかサッパリわからなかったが、一緒に食べる飯はウマかった。
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