~人生に絶望した発達障害者が、最期の場所を求め海外へ旅に出たお話~
イエブラフの宿に泊った次の日
早朝・・・・
ガンガンガンガンガン!!!
誰かが激しくドアをノックしている。
誰だよ。まだ朝5時だぞ??
たたき起こされた俺は半ギレでドアを開けた。
・・・?
なんかわからんが、身振り手振りから判断するに今すぐ出て行けとのこと。
ふざけるな。いくら何でも朝早すぎだろ。
金も前払いで払ってるんだ。
俺は猛抗議してドアを閉めて鍵をかけた。
疲れた。寝たりない。
もっと寝ようzzzzz
ガンガンガンガンガんがんがん!!
・・・寝られない
俺はドアを開けた。
宿主はとにかく出てけとまくしたてる。
くそっ・・
こんなことになるなら、テントで寝たほうがマシだった。
俺は準備をして宿をあとにした。
苦労して探し出した宿だったのに、旅の中で五指に入るクソ宿だったな。
ありえねぇ・・
瞼をこすりながら旅立ったのだった。
きこきこ・・・
ギャンジャの町を目ざしてこぎだした。
うぉぉぉぉ!!
頑張った結果、昼過ぎにはギャンジャに着いた
前日余り寝れなかったし、疲れたので宿で寝るかな。
無理良くない。
zzzzz
宿で休んだ。
ギャンジャ2日目
朝から宿の周りをブラブラしながら、物資調達の情報収集をした。
アゼルバイジャン人の青年と知り合い、マーケットまで案内してもらえることになった。
サンクス!!
調達すべきものは、 延長コード、電球、携帯電話コード、ナイフ、鉄コップ!
成年に感謝!
その後、青年に誘われて観光地を回った
成年にアルメニアと戦争中だからいっちゃだめだよと言われた。
成年もアルメニア人は嫌いらしい。
アゼルバイジャンとは浅からぬ因縁があるのかな。
現地人が案内してくれたので調達がかなり捗った上に安く済んだな~。
最高だ。成年に感謝。
自転車を修理したい旨を伝えると、自転車整備所みたいなところに連れて行ってもえた。
ここのオヤジは腕がよく最高だった。
ドロよけの修理を依頼する
泥よけのサイズが合わない為、取り付けは無理かと思われたがなんとオヤジはアーク溶接しだした。素晴らしい。
これなら切り貼りできる為なんでもありである。
結果問題無く新しい泥よけがついた。
ついでにチューブの修理も依頼する。
万力で強力に粘着してくれた。
オヤジは良い仕事をした。
翻訳して伝えたら喜んでいた。
20マナト(1500円くらい)渡して去ろうとしたら10帰ってきた。
俺的には20でも安いくらいのことを彼はやっている。
ただ、後輪がもう限界にきている。
ベトナムで追突されてからここまでよくもったと思うが、スポークが4本折れてホイールも歪んでいる。近々変えないとヤバそうだ。
ギアチェンジもカタカタいってしっくりこない。
ネットで調べるとリアディレイラーの調整で直るらしい。見よう見まねでやってみたら調子が良くなった。
オヤジと成年にお礼を言って別れ、宿に帰った。
調達と修理で疲れた。今日も早く寝ようzzz
走行距離:約80km
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