216＠プラハの惨劇｜ゲストハウス移動とアウトローとレッドバグ★チェコ

～人生に絶望した発達障害者が、最期の場所を求め海外へ旅に出たお話～

深夜：プラハ・ゲストハウス寝室にて

がやがやがやがや・・

うるせえ・・

ドミトリーはこれだからな～

外で酒飲めよマジで。

テントの方が快適なんだよな～

早く羽毛寝袋が買いたい。

プラハ２日目

俺は宿をチェックアウトした。

他の宿に移ろう。

雨だが仕方ない。

安眠には代えられない。

・・・途中でアウトドアショップにある寝袋を見てみた。

だめだ、首都のショップにも羽毛寝袋は無いみたいだ。

チェコ人に羽毛寝袋の需要は無いらしい。

・・

・・

ネットで他のゲストハウスを探そう。
非情に疲れたので安宿のあるこの町でもう少し休みたい。

・・・

ネットで見つけたゲストハウスの場所が分かりにくい場所だったので、歩道の端に止まりマップを見ていると・・

変なヤツに絡まれた。

・・・ロマではないな、チェコ人か。

チェコ人「()&%$’$)()&%$’&$////////・・・・」

なんだこいつは。

敵意をだして何か言ってんな。

・・俺は何もしていない。道の端っこにいるだけで罵倒される謂れはない。

イラっと来たが、宿を探す方が先決なのでアウトローっぽい男は無視して携帯を操作しながら宿探しをしていると・・・・

チェコ人「ぺぇ・・！！」

俺の顔に唾を吐いて去っていった。

このクソ野郎。

ぶちこ〇すぞ。

追って行って反撃しようとしたが、建物の中に入って見えなくなってしまった。

くそ・・

俺の中でチェコ人へのヘイトが爆上がりした。

・・・もし日本の路上でチェコ人に会ったら、顔に唾を吐きかけてもいいってことだな（笑

＊酷いことするとこういう風に思われるので、日本にいる外国人には優しくしましょう

顔を拭って、宿探しを始めた。

・・

１０分後

他の安宿を発見した。

他の宿に向かおう。

そして顔を洗って休もう。

・・・

安宿にて

宿の受付のネーちゃん「ここは前払いで一泊1000円（日本円換算）よ、あと他にデポジット（保証金・後で戻ってくる）1000円も必要よ」

俺「わかった。部屋を見せてくれ。」

・・・・

見た目はまともそうだな。ここにするか。

・・・・

色々あって疲れた。

寝不足だし、唾は吐きかけられるし散々だ。

俺は金を払い、シャワーを浴びて、布団にくるまって寝た。

ｚｚｚｚｚｚ

チクチクチクチクちくぅ！！！！

！！！！！？？？？？？！！？

うわああああああああああ！！！！

俺は布団から跳ね起きてシーツを確認した。

赤い虫がウゾウゾしていた。

これは・・

レッドバグ（南京虫）だ！！

すぐ横の壁を見ると、南京虫をつぶした跡（赤い跡）が何か所かあった。

薄暗くて壁を見逃してたぜ・・

ダメだココは。

俺はすぐにシャワーを浴びて、荷物を部屋から隔離した。

頭がおかしくなるくらい体が痒い。くっそ・・

レッドバグの咬傷は死ぬほど痒いんだよな。

俺は受付に駆け込んだ。

俺「寝床にレッドバグがいるんだけど。今すぐ部屋を変更するか金を返せ。」

ねえちゃん「どっちも無理よ」

俺「ふざけるな。今すぐ部屋を替えろ」

ねえちゃん「今確認したけどそんなものはいなかったわ。無理なものは無理よ。」

このデブ女・・

俺「この咬傷を見ろ。明らかにレッドバグ特有の奴だろうが。」

くっそ痒い。

デブ「そんなの知らないわ」

ダメだ。このデブ女話にならん。というか、何か後ろ暗いことでもあるのか？？？

言動が怪しい。

しかし、体が痒過ぎてもうヤバいな。
冷静に考えられない。頭がおかしくなりそうだ。

やむなしか・・

俺「わかった、出ていく。デポジット1000円返せ。宿賃はくれてやる（このパターンだと、10中８，９宿賃帰ってこない）」

デブ「デポジットなんて知らないわ。何のこと？」

俺「宿賃とは別に1000円渡しただろうが。今すぐ返せ」

デブ「知らないわ」

こいつ・・

俺が出ていくのをいいことに、俺の宿泊を無かったことにしてデポジット＋宿賃を自分の懐に収める気だ。
コレを狙ってたなこのクソデブ。
というか対応からして最初から追い出す気だったな。

いやもう体が痒過ぎてダメだ。

とっとと行った方がいいだろう。

去り際、宿内で韓国人のバックパッカーとすれ違ったので、経緯を全て話しておいた。

レッドバグいるよココ。と言って証拠見せると青ざめてた。

情報が宿内に広まってくれることを祈りつつ、俺は宿を後にした。

俺の中でチェコ人へのヘイトが更に爆上がった。

日本でチェコ人見かけたら、騙して金巻き上げてもいいってことだなこれは（笑

＊こういう風に思われるので、日本にいる外国人には優しくしましょう（にどめ

その辺の浮浪者じゃなくて、宿の従業員が詐欺を働くのは、中々だぜ・・

・・・・

プラハに来てからというもの、何かおかしいな・・

こんな酷いこと立て続けに起こるか普通・・？？

・・・・

プラハに来る前に撮った、骸骨寺院の骸骨写真がふっとアタマによぎった。

・・

念のため全部消すか。

こんな写真記録してるから運気が激落ちしてるのかもしれん。

呪いか・・？笑

骸骨写真を全て消した！

その後・・

頭がおかしくなりそうな痒さを我慢しながら、違う宿を探しチェックインした。

再度全身シャワー。

衣類も全てシャワーで流し、洗濯。

靴も洗った。

これで、レッドバグは死滅したはずだ。

あぁ体が痒い。

とんでもない目に遭ったぜ・・

続く

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