~人生に絶望した発達障害者が、最期の場所を求め海外へ旅に出たお話~
がっしゃーん!!
俺は原付に追突され、自転車ごと前方に吹っ飛んだ。
原付のネーちゃんはどこかに走り去っていった。
マジかwww
まずは落ち着こう。
現状確認だ。
①自転車は・・
後輪の泥除けが曲がってるな・・
もしかしたら車軸とか歪んでるかも。
②俺は・・
腕をすりむいて血がダラダラ出てるな
幸い骨に異常はなさそうだ。
③あのねーちゃんは・・
ラオカイの土地勘が無い。路地に逃げられたらアウトだ。
探し出してシメあげるのは無理だろう。
ナンバーも覚えてない。
ネーちゃんに関しては諦めよう。
④警察に通報するか・・?
すぐに中国に行く予定だしな~
言ったところで言葉も通じないし無駄に時間がかかるだけで事態が好転するようには思えない。
もういいや
俺は起き上がり、まずは腕の治療ができる場所に向かうことにした。
チャリを押しながら(笑
・・・・・・・
・・・・
400mほど歩いたところでチャリ屋を発見した。
こっちから先に何とかするか。
チャリが直れば病院探索は容易いだろう。
俺は原付にはねられた経緯を説明し、後輪を何とかしてくれとお願いした。
チャリ屋「まずはおめぇだ」
チャリ屋は腕の治療をしてくれた。
傷口洗って止血して包帯を巻いた。十分だな。
チャリ屋は無償で治療してくれた。ありがたい。
チャリの後輪だが・・
泥よけが無残にひんまがってんな・・
チャリ屋は泥除け外し、ハンマーでぶっ叩いて直してくれた(笑
すげぇ・・
ホイールが若干曲がってる気がするが・・走行に問題はないか??
とりあえず、泥除けを取り除いたら走行可能になった。
ヨカッタ。
とりあえず、これでOKか
原付ネーちゃんを探し出してしばきあげたい気分だが、無理なものは仕方ない。
俺はチャリ屋にお礼を言って別れ、ラオカイ/河口国境に向かうことにした。
終わったことは忘れよう。切り替えが肝心だ。
以前勤めていたブラック企業のクソ上司の鈴木さんも言っていた
「切り替えが肝心だ」と(笑
中国国境にて
入国したら、迅速にカザフスタンを目指そう。
リミットは15日!
タイムアタックの始まりだ!
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