⑩パムッカレのカフェにて

トルコ観光旅行記
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あらすじ
パムッカレの石灰華段丘きれいだった。

ヒエラポリスを後にした俺は、パムッカレの町中にあるカフェで一休みすることにした。

俺「こんちわ~」

マスター「ん?チャイニーズか?」

俺「日本人だよトルコのブラザー」

マスター「おぉ、日本の兄弟、奥に入れ」

てことで、いきなりVIP席っぽい部屋に案内された。

・・・・・・・・

そこは、大きな集会所みたいになっていて、皆で酒とか飲んでいた。

俺も酒を少し貰って、楽しくおしゃべりした。

トルコ人まじフレンドリィ(笑

1時間くらい経った頃・・話していたトルコ人の一人がこんな話を振ってきた。

「お前はナイスガイだ、折角だからトルコの美女を抱いて帰れ。望むなら今すぐイケるぜ」

・・・・・・・・なんだかな~~~

なんかわからんが、違和感がある・・

体の芯がゾワゾワくるような、そんな感じだ。

こういう時は即退散した方がいい。
俺のなにかがビシバシ警報を鳴らしている。

まぁ、とりあえず直感は置いておいて、冷静に判断しよう。

周りを見渡してみた。

俺「もうちょっと話そうぜ」と濁しておいた。

よく見たら、俺の席は会場の中央、周りのトルコ人は10人以上、なんか包囲されてるみたいな雰囲気だ。

あと、違和感を感じた正体、というか原因が分かった。

包囲しているトルコ人のうち数人が、カモを見るような目で時折ニヤニヤコチラを見ている。

・・・・これはマズそうだな・・こういう時はロクなことが起こらん。

逃げるか

交渉は不要。
俺はリュックを手に取ると、

「グッバイ!」

と叫んで出口に向かってダッシュした。

だーーーーーーっしゅ!!!

出口を張っていたトルコ人は唖然としていた。

そのまま突っ切る。

うぉぉぉぉぉぉおおお!!

カフェを抜けた。

俺はそのままバス停の方向に向かって、本気ダッシュをした。

うぉぉぉぉぉ!!

バス停に着いた。

即バスの時刻表を確認してみた。

15分後に、イズミル行のバスがあるな・・・

これに乗るか。

俺はバスチケットを購入して、パムッカレを後にした。

本気ダッシュの影響か、直りかけてた足がマジいてぇ・・・

バスの中で痛みに悶えた。

続く

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