あらすじ
パムッカレの石灰華段丘きれいだった。
ヒエラポリスを後にした俺は、パムッカレの町中にあるカフェで一休みすることにした。
俺「こんちわ~」
マスター「ん?チャイニーズか?」
俺「日本人だよトルコのブラザー」
マスター「おぉ、日本の兄弟、奥に入れ」
てことで、いきなりVIP席っぽい部屋に案内された。
・・・・・・・・
そこは、大きな集会所みたいになっていて、皆で酒とか飲んでいた。
俺も酒を少し貰って、楽しくおしゃべりした。
トルコ人まじフレンドリィ(笑
1時間くらい経った頃・・話していたトルコ人の一人がこんな話を振ってきた。
「お前はナイスガイだ、折角だからトルコの美女を抱いて帰れ。望むなら今すぐイケるぜ」
・・・・・・・・なんだかな~~~
なんかわからんが、違和感がある・・
体の芯がゾワゾワくるような、そんな感じだ。
こういう時は即退散した方がいい。
俺のなにかがビシバシ警報を鳴らしている。
まぁ、とりあえず直感は置いておいて、冷静に判断しよう。
周りを見渡してみた。
俺「もうちょっと話そうぜ」と濁しておいた。
よく見たら、俺の席は会場の中央、周りのトルコ人は10人以上、なんか包囲されてるみたいな雰囲気だ。
あと、違和感を感じた正体、というか原因が分かった。
包囲しているトルコ人のうち数人が、カモを見るような目で時折ニヤニヤコチラを見ている。
・・・・これはマズそうだな・・こういう時はロクなことが起こらん。
逃げるか。
交渉は不要。
俺はリュックを手に取ると、
「グッバイ!」
と叫んで出口に向かってダッシュした。
だーーーーーーっしゅ!!!
出口を張っていたトルコ人は唖然としていた。
そのまま突っ切る。
うぉぉぉぉぉぉおおお!!
カフェを抜けた。
俺はそのままバス停の方向に向かって、本気ダッシュをした。
うぉぉぉぉぉ!!
バス停に着いた。
即バスの時刻表を確認してみた。
15分後に、イズミル行のバスがあるな・・・
これに乗るか。
俺はバスチケットを購入して、パムッカレを後にした。
本気ダッシュの影響か、直りかけてた足がマジいてぇ・・・
バスの中で痛みに悶えた。
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