③テッサロニキ事件~貯金引出不能、そして始まるサバイバル~

東ヨーロッパ周遊カード紛失旅行記

おはよう!

もうメテオラは堪能した。

そろそろ次行くか!

次はギリシャの北部の都市:テッサロニキに行ってみることにした。

テッサロニキへ

なんか陽気なアニキみたいな響きの街だな・・

また列車移動にすっか。
海外鉄道乗ってて楽しいし。

次はどんな列車かな~??

中々日本ではお目にかかれない感じのがキタ(笑

楽しい楽しい列車に揺られつつ、テッサロニキを目指す。

ガタンごとん、がたんごとん・・・

数時間後・・無事着いた。

この後、テッサロニキの街で大変なことが起こる

・・・

手持ちユーロが少なくなってきたな~
おろしていかんとユーロが無いで。

駅を後にして、ATMへ向かう。
いくらおろそうかな~~

駅の近くのATMに着いた。
早速、国際キャッシュカードを入れて、出金を試みる。

・・・ピーーーーーーーー!!

なんかエラーが出た。

ええから金よこせよ。
エンター押したけど、ユーロは出てこねぇ。

仕方ねえなぁ・・
もういいよ他のATMいくわ。

キャンセル押した。

・・・・・・・

ピーーーーーー!!

へんな音がするだけでカード返ってこねぇ・・・

ちょっ・・・・・・

・・・ええからカード返せや。

キャンセル連打した。

ATM沈黙・・・なんの反応もなくなってしまった。

ちょおおおおおおおおお!!!

おめえざけんなああああああ!!!

それねえと金がおろせねぇえええええええ!!

めっちゃ焦った。

2分ほどパニックになった後、自分を取り戻した俺はATMが設置されていた銀行に乗り込むことにした。

苦情言えば国際キャッシュカード返してもらえるだろ・・

ヨーロッパ中央銀行?に乗り込む。

俺「そこのATMでカード飲まれた。今すぐ返せ(英語)」

スーツのおっさんが出てきて、ATMの中身を調べてくれた。

・・・・あったー!俺のカードやでえ!!

今すぐ返せ。

(以下全て英語)

おっさん「これがあなたのカードだという確証がない。渡すことはできない」

俺「え???うそだろ?、カードに書いてある名前見ろ、パスポート見せてやるから見比べてみろ」

おっさん「同姓同名かもしれない」

俺「いや、俺の名前は日本に俺一人かってくらい珍しい名前だ、そんな奴はこの世界に存在しねえ」

おっさん「私は日本人ではないからそんなことはわからない、それを証明することはできるか?証拠はあるか??

俺「グ、、、じゃあどうすれば俺のカード返してくれんだよ?」

おっさん「おまえの銀行に連絡してスイフトメールをこの銀行に送ってもらうように言え。それが確認出来たらカード返してやるよ」

俺「ぐぐ、、そのスイフトメールの方法とやらは平均してどれくらいの期間でカード返してもらえるんだ?」

おっさん「大体1週間」

俺「ざけんな!!今ヨーロッパ周遊中だ、航空券のこともあるしそんなに待てるか!もとはといえばお前んとこのATMがおかしいからこういうことになってんだぞ、いいから返せやコラァ!!!」

おっさん「なにをどう言われようと返せんものは返せんぞ、規則だ」

俺「ぐぐぐg・・・・・ちょっと考えさせろ」

・・・・このカードはもう諦めるしかないのか・・・奥の手が無いわけではないが・・しかし・・

断腸の思いだが諦めるか。
しかし、こいつ(この銀行)にカード握らせとくのも不安だな・・・

俺「分かった。カードは諦める、但しこのカードは今この場でハサミでちょん切ってくれ」

おっさん「わかったそうしよう」

ちょきちょきちょき・・・・

・・・8分割にして折り曲げてゴミ箱にポイさせた。



・・・・・・・

銀行を去った俺は、靴下の中に隠しておいた日本円4万(奥の手)を取り出した。

今後はこれを換金して凌いでいこう。

ここから、残り1週間半を移動費宿賃込みで4万で過ごす、サバイバルゲームが始まったのだった(笑

さぁ面白くなってきたな、オラワクワクしてきたぞ(笑

続く・・・・

★過去の旅行記はこちら

コメント